ウクライナ

第一回目に紹介するのは、ウクライナの地雷除去のドキュメンタリーです。

2014年ウクライナ 対 親ロシア派による内戦が勃発。現在は双方が停戦に合意しておりますが、これまで1万4,000人が命を落とし、多くの人が故郷を追われ、戦場となったウクライナ東部では、現在もまだサッカー場100万個分もの土地に地雷が取り残されているという。

登場する地雷除去作業員は29歳の一児の母親。女性は現在親ロシア派に支配されている地域に住んでいたが、激しい戦場となり逃れてきた。子供は自分の母親に預け、自らは危険な作業にあたっている。なぜまだ若い母親が地雷除去の作業をしなければならないのか?これには、地雷が原因で重傷を負う子供また死亡する子供が後を絶たないことが背景にあります。

学校では子供たちが被害にあわないよう、地雷、爆弾について授業が行われており、まだ7歳ほどの女の子が、地雷の被害について生々しく語っているのが、とても子供が話す内容とは思えません。

地雷除去には今後40年はかかるいわれおり、戦争の愚かさと悲惨さをまじまじと感じることができます。一方でそんな中でも、将来のために、気が遠くなるような危険な作業をし続ける人がいると思うと、頭が下がる思いです。

30分ほどのドキュメンタリーです。見てみてください。